南部鉄器の一貫生産メーカー「岩鋳」副社長の講演を聴いて

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昨日6/22に仙台フィンランド健康福祉センターで開催されたセミナー「フィンランドデザインの魅力とデザイン活用によるブランディング」にて、盛岡にある南部鉄器の一貫生産メーカー「岩鋳」の岩清水副社長の講演を聴いてきました。

岩鋳では、90年代中頃から海外展開を始め、現在では売上の半分を海外が占めているとのこと。

「自分たちが当たり前だと思っていて、自信を持っている商品が、海外のユーザーから評価されるとは限らない。必要なことは、ユーザーの意見に素直な気持ちで耳を傾けること。需要がなければ、伝統の継承もできない。」とのお話が印象に残りました。

やはり、伝統工芸の継承と発展において大切なことは、絶えず変化し続けること、なのだと思います。

そして、もう1つ興味深かったのが、どちらかと言うと「分業制」が多いと思われる伝統工芸の生産体制に対して、岩鋳は「一貫生産」を行なっているメーカーであるということ。これはトップの「意思決定」次第で、変化し続けることができる生産体制であることを意味します。

売上低迷による産地の疲弊が叫ばれる中、分業制の職人集団の「意思統一」をはかり、自らもリスクを取りながら舵取りを行う役割を担う人が求められているのではないかと感じました。

他では聴くことのできない貴重なお話、ありがとうございました。